よく芸能記事に
「体当たり演技」という言葉が出てきます。
文字通り、当たって砕けろ！
とでも言わんばかりに、
全力で取り組むお芝居のことです！
鈴木亮平さんといえば、ストイックなまでの役作りで有名！
たとえば、
鈴木亮平さん！
主演作品ごとに、
そこまでする？と思わずうなってしまうよな
役作りをします！
その役柄そのものに
没入するかのような演技は
観る者をひきつけてやみません。
鈴木亮平さんの出現で、
世の中の人は、
役者さんというのは、
こんなに全力で
芝居に取り組んでいるのか、
ということが、わかったのだと思います！
体当たり演技といったら、わたしはジャッキー･チェンを思い出す！
さて、その「体当たり演技」、
一般的な定義は
いまお話したようなことになるのですが、
でも、わたしはこの言葉を聞くと、
ジャッキー・チェンを思い出すんです！
今回は、そんなお話を！
ジャッキー・チェンって、どんな人？
まず、ジャッキー･チェンについて、
簡単に説明します！
ジャッキー･チェンは、
ブルース・リーに続く、
香港が生んだ大アクションスター！
特に1980年代は、
香港映画の顔として、席巻いたしました！
彼の演技はスタントなしのアクションにくわえ
コミカルな要素を含み、
まさに活劇、エンターテイメント！
また、主演、脚本、監督までをも
たった一人でこなしてしまうという、
なんとも多才な人であります！
日本の芸能界でもジャッキー･チェンのファンは多く、
ウッチャンナンチャンの内村光良さんや、
中川翔子さんなどが有名です！
ジャッキー･チェンの代表作のひとつが「プロジェクトA」
さて、そんなジャッキー･チェンの代表作に、
「プロジェクトA」という映画があります。
1983年に制作された、香港映画です。
若い人や
女子にはあまり縁のない映画かも知れませんが、
30代以上の男の人なら、
絶対に一度は観たことがあるという人気映画！
いまでもバラエティー番組などで
作戦を決行するような場面において、
よくこの映画のテーマ曲
「東方的威風」が使用されています！
わたしの場合、
兄が繰り返し
この「プロジェクトA」を見ていたものですから、
映画の内容もあのテーマ曲も、
すっかり覚えてしまいました（笑）
高さ25メートルもある時計台から落っこちるアクションシーン！
さて、その「プロジェクトA」において、
ジャッキー・チェンは、
25メートルの高さもある時計台から落っこちるという、
ものすごいスタントをしているのです！
時は1980年代、
まだ映画にはCGなどというものはありません。
たしかにスター･ウォーズやETなど、
ハリウッド作品にはその走りとなるような映像もありましたが、
そこは香港映画、
何事も気合で乗り切ります！
当然地面にはマットレスなどを敷くこともなく、
ただ上から落っこちるという、
シンプルこの上ない状況設定（笑）
ジャッキー・チェンは、
これをやってのけたのです！
さすがのジャッキー･チェンも1週間悩んだ！
もちろん、
こんなことをしてくれる
スタントマンなど、いるわけなどありません。
それに、だいたいこの映画は監督も脚本も
ジャッキー･チェンその人なので、
本人がやるといったら、まわりにはどうこうできないのです！
しかしご本人もさすがに不安だったのか、
実際にやるにあたって、1週間悩んだといいますから、
一応危険だということは
さすがにわかっていたようです（笑）
3回も時計塔から落ちた！
ちなみに映画本編では、
落ちるシーンは3つのアングルから映されるのですが、
これ、3方向から撮影したのではなく、
3つのアングルから撮影するために、
3回も時計塔から落ちたそうです！
カメラ、1台しかなかったんでしょうか（笑）
カメラ、増やそうよ！
ちなみにそのうちの一回は
頭から落ちてしまったと言いますから、
場合によっては大事になっていた可能性も！
幸い大事にはいたらず、
このシーンはジャッキー・チェン、
あるいは香港映画を語る上で欠かせない作品になりました！
ストーリーには特に必要のないシーン！
ただ、そんなエピソード満載のこのシーンなんですが、
ぶっちゃけ、ストーリーの進行には
なんの必要もないんですよね(笑)
特に必然性などないのに、
ただ落ちてしまったというような！
まあ、それでこそ、
1980年代の、
パワーいっぱいだった頃の
香港映画最大の魅力なんでしょう！
役者さんは、いつも真剣勝負であると思わせてくれるシーン！
いやあ、役者さんて、凄いんですね！
でも、ここまでいくと、
ちょっと引いちゃうかも（笑）
映画にしろドラマにしろ、
出演している役者さんは
いつも真剣勝負でやっているのだと
思わせてくれるエピソードといったら、
わたしはこの
ジャッキー・チェンの時計塔落下シーンを
思い出します！